高齢者施設の選び方が分からない⁉ 閉鎖が相次ぎ、これから見極めを慎重にしよう
閉鎖が相次ぎ、これから見極めを慎重にしよう。
2000年に介護保険制度が始まり、高齢者施設が急増しました。
その種類も多岐にわたり、どこへ入所すればすればよいのか
分かりにくいと感じてる人が多いようです。
最近では経営難による倒産や閉鎖も増え、施設選びは慎重に行ってください。
みんなで相談しょう!
①特別養護老人ホーム(特養) ②老人保健施設(老健)
③介護療養型医療施設の3種類が「介護保険施設」とも呼ばれ、
介護保険サービスで利用できる公的施設です。
入居金は不要で、月額料金は要介護度に応じて決まるが、
8万円から15万円くらいに設定されています。
一方Ⓐ有料老人ホーム Ⓑサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
Ⓒグループホームなどは民間主体の施設で、
当然、設備や条件により月額料金も大きく異なります。
京都市の施設の定員数を種類別で見ると、
2019年9月末時点で①特養が6231人(100施設)
Ⓑサ高住4040人(107施設) Ⓐ有料老人ホーム3352人(65施設)と続いています。
特にサ高住の場合は建設費や改修費に対し国からの補助や税制優遇制度があり、
2011年の制度創設以来3倍以上に伸びています。
これだけ施設数が多いとやはり施設選びも大変ですが、
施設の重要事項に記載される入居率が一つの目安となります。
有料老人ホームでは損益分岐点が80%程度とされ、
入居率の高い施設では健全な経営がされている場合が多いので、
見学時など早めに重要事項説明書を入手しておいてください。
また、有料老人ホームではかなりの額の入居一時金が必要で、
倒産や閉鎖時に一定額が補償される保全措置の項目もチェックが必要です。
昨年8月、西京区嵐山の有料老人ホーム「マザーハウスひまわり」が閉鎖し、
入居者8人の一時金3600万円が未返金となっています。
有料老人ホームは自治体への届け出と前払い金の保全措置が
義務付けられているが、未届けの上保全措置も講じられてなかったそうです。
これなどはまさに行政の失態と言うことになりますね。
ご子息、ご息女が訪問するのに都合が良いからと
交通の利便性だけでなくこのあたりもチェックポイントにしたらいかがでしょうか。

関連した記事を読む
- 2021/04/20
- 2021/04/11
- 2021/04/09
- 2021/03/20