7月1日 祇園祭が静かに幕開けされました 京都市北区 不動産のミチテラス
毎年京の夏を彩る「祇園祭」。
7月に入ると烏丸から河原町にかけての四条通一帯では、
「コンコンチキチン コンチキチン」の祇園囃子が鳴り響き、
祭りムードが高まります。
そして、身体と気持ちを夏モードに切り替えてましたが、
今年は静かな夏を迎えます。
疫病退散を祈願するお祭りが疫病のために中止
疫病というのは、祭りを起こして祈願するほどの重篤な病です。
感染さえしなければ祭りは開催されますが.....。
日本三大祭りの一つで、疫病退散を祈願する祇園祭が、
7月1日から始まりました。
祭りの神事は1ヵ月に渡って行われますが、
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
祭りのハイライトとなる山鉾巡行や神輿渡御は既に中止が決まり、
祇園囃子も聞こえず、山鉾も建たない京の街は静かな夏を迎えます。
実は過去にもあった祇園祭の主要行事の中止
その昔、疫病は恨みを現世に残したまま亡くなった人々の
怨霊の祟りであると考えられていました。
そのため、鎮魂のための儀礼である御霊会を行い無病息災を祈念しました。
869年(貞観6年)牛頭天皇を祀り御霊会を執り行ったのが、
祇園祭の起源とされています。
そんな祇園祭ですが、古くは「応仁の乱」により中止を余儀なくされ、
「太平洋戦争」では、山鉾巡行や神輿渡御が中止されています。
1962年には四条通の地下を京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の延伸工事により、
山鉾巡行が中止となっています。
でも、今年のような静かな祇園祭は生涯出会えないかも
今年のような静かな祇園祭は、
もう私たちにとっては二度と観ることができないかもしれません。
って言うか、二度とあってほしくない出来事です。
ただ、祇園祭自体が中止になるわけではありません。
主要行事は中止となるが、八坂神社では7月17日~24日には、
下京区四条通寺町の御旅所に神輿に代えて榊を設置し神様の依り代とします。
また、34の山鉾町は、
各町内で規模や内容を変更し切符入りなどの神事を行います。
静かな今年の祇園祭ですが、観に来られる方は
くれぐれも密にならないようご注意ください。

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