大家さん、空室の部屋も定期清掃と防犯対策は必要です 京都市北区 不動産のミチテラス
空室になったからといって、清掃もせず退去したままの状態で
入居募集をしているマンション・アパートを見かけます。
まずは清掃して室内を清潔にしましょう。
できればその前にプチリフォームでもして、
定期的な清掃や防犯対策を心がけましょう。
大家さん、定期清掃や防犯対策しないと入居者が決まりにくいですよ
非難するつもりは毛頭ありませんが、入居希望者の内覧の際
室内にゴキブリの死骸があったり、キッチンシンク下の収納部には
ゴキブリのフンが散乱しているようなことがありました。
管理会社にその旨報告すると、退去後室内クリーニングは済ませたが、
既にそれから7か月程経っているとのことでした。
多分内覧も少なく、定期的な清掃はしていなかったのでしょう。
室内の空気もカビ臭の匂いでよどんでました。
また、あるときはスズメが室内で死んでるのを見かけたこともあります。
どうやら退去時にエアコンの配管を通す
壁貫通スリーブのキャップが無かったのか、
そこから入ったものの、出られなくなったのではないかと思われます。
スズメで良かったけれど不審者でも入っていたら大変です。
大家さん、空室になるとこれだけはやっておきましょう
借主の退去後は原状回復工事の後に、以下の管理を行っておきましょう。
■室内劣化防止のための対応と、設備の更新などを提案
空室になっても定期的に換気し、室内全体の劣化防止の対応、
古くなった設備品の取換えなどを提案し実施することにより、
物件の資産価値の保持・グレードアップを行い、
賃貸物件としての競争力を維持・強化することができます。
借主を募集する際にも適切に空室管理された物件と
そうでない物件では、内覧などの際、印象がかなり違ってきます。
また、空室に不審者の出入りや設備等の故障がないよう、
日ごろから点検し防犯に努めることは、
空室を含む建物全体の管理という側面からは有益なことで、
貸主が受ける利益も結果的に大きくなるものと思われます。
■定期的な清掃は、内覧時に迅速に対応できる
定期的な清掃と室内チェック、窓を開け空気の入れ替えと、
水まわり設備品の配管に水を流し、
換気・防臭・防カビなど湿気対策も行い、
設備の劣化を防止する効果も生まれます。
■同時に防犯対策を実施し、建物全体の安全性の確保に努める
空室時に不審者の出入りがなきよう、しっかりと施錠しておきましょう。
募集のためキーボックスなど設置する場合は、
パイプススペース内などの通路から見えない場所に置き、
空室であることをなるべく気付かれないよう気をつけましょう。
玄関鍵は契約が終わって、誰も入室しなくなってから取り替えましょう。
■設備の点検補修と劣化防止に努める
特に窓を開け換気することは大切です。
また、窓には日よけ用のビニールカーテンを設置し、
畳や床、壁や襖などに日焼けが生じないように対策を講じます。
特に客付けの仲介会社が入居希望者を内覧した後などは
日よけカーテンが開いていたり、窓が開いたままで
雨の後など床が濡れて劣化の原因となることが
ありますのでご注意ください。
また、地震や台風の後などには身の危険がなくなり次第
なるべく早く、現地に出向き建物内外などのチェックを行いましょう。
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