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2020年07月26日
大家さん向け情報

入居者の「認知症」の症状が重くなってきた!京都市北区北大路駅 不動産のミチテラス

こんにちは!浅井です。

高齢化の影響で「孤独死問題」が取りざたされていますが、

大家さんにとってもう一つの悩みとして、

「認知症」によるトラブルがあります。

孤独死については行政の見守りサービスが充実し

早期対策が進んでますが、

認知症に起因するトラブルは解決が難しいですね。

「認知症サポーター養成講座」を受講し病気として理解

いつ頃までだったか、この症状を「ぼけ」と普通に呼んでいましたが、

やがて「痴呆」となり、2004年から「認知症」に統一されているようです。

この認知症に近い症状の入居者も見かけます。

今後益々増えてくる入居者トラブルとして、

不動産業者の立場から少しでも良い対策が出来るよう、

「認知症サポーター養成講座」を受けたことがあります。

結論としては認知症の立場の人たちを理解し

言葉としては否定せず肯定することを大切にし、

福祉の道に牽引していくということだったと思います。

ただ、不動産業特に管理面の立場からすると、

住民の生活をサポートするといっても、人の体調面の管理や

命の管理をする立場ではありません。

管理会社としては高齢者や認知症の疑いのある方には、

実生活の管理として調理器にはIHコンロ、暖房はエアコンに限定し、

特に集合住宅の場合、石油ストーブやガス調理器は厳禁とし

火災のおそれがないよう十分注意し、

周りの入居者に迷惑をかけることだけは防がなければなりません。

管理業務の範疇ではないと思った大家さん、

社会福祉協議会や民生委員、地域包括支援センターなどの窓口を訪ね

解決の道を探りましょう。

認知症の場合は国や自治体の協力が必要です。

これまで、共用部でゴミトラブルを起こす人や

被害妄想が激しくて、「隣人に知らぬ間に合鍵を作られ

室内の所持品を盗まれた」と決めつける人もいました。

また、お一人だけですが、ときどき徘徊中に

お気に入りのスーパーに買い物に行き、帰り道が分からないと言って

そのスーパーから当社に連絡がくることが何度かありました。

今後これら認知症トラブルをいかに解決していくか大きな問題で、

2025年には団塊の世代が全て後期高齢者となり

認知症が急増することは予測できます。

孤独死については、事故物件として次の募集の際の定義など

国交省が指導対策を講じていますが、

認知症については現時点で

重要事項説明書や賃貸借契約書においても記載欄はありません。

また、認知症を起因とした理由でトラブルがあっても

簡単に契約解除を求めることはできず、

もし、訴訟ができ勝訴しても、次の住まいを探すことが困難な場合

最終的に司法でも、強制執行はできないでしょう。

退去のためには、現状では保証人や身元引受人などの

血縁者や知人に協力してもらうか、行政での相談を行い

上記の社会福祉協議会や民生委員、地域包括支援センター等で

対策を考えていくしかないのでしょうか。

大家さんや管理会社で解決できることではなく、

今後、法や制度の整備が必要になってくる問題だと思います。

この記事を書いた人
トラッド専務・社長の夫 充男 トラッドセンム・シャチョウノオット ミツオ
トラッド専務・社長の夫 充男
やるべきかやらざるべきか、大きな事案で本当に迷ったときは後悔しないように前向きな方向で進めています。正直なところ、これまで人生をやり直したいと思ったことが幾度かありました。だからこそ、今はそう思うことのないよう常に前向きに心がけています。営業エリアは京都市北部をメインにしていますが、京都以外の田舎の家の売買・賃貸・管理についてもご相談をお受けいたします。昭和の時代より不動産業界に携わっています。経験だけが全てではありませんが、業界歴30余年間に身につけた知恵・知識を活用出来ればと思います。
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