2020年7月の台風発生が観測史上初のゼロ!
こんにちは!浅井です。
今年の台風の発生は5月と6月に一つずつ、
7月には発生件数ゼロで、1951年の観測開始以来史上初となりました。
例年なら梅雨の明ける7月中旬に太平洋高気圧が日本付近に張り出し、
フィリピン東の海上で熱帯低気圧が発生し積乱雲となり台風になるが、
今年はその現象が抑えられ7月の台風がゼロになったようです。
台風の本格化は梅雨明け後、これから発生増の可能性!
今年は太平洋高気圧がフィリピンの東の海上に張り出して、
その影響で台風の発生を抑えていることにより
日本付近での梅雨前線の停滞を招いて
九州などで大雨が降り続けました。
梅雨の後期は少しずつ太平洋高気圧の力が増し、
冷たい空気と暖かい空気の境界である前線を次第に北に押し上げます。
太平洋高気圧の勢力下に入り
晴れの日が続くと予想される地域については、気象庁が梅雨明けを発表します。
とにかく今年の場合、
前線の停滞期間が長くその前線上に相次いで低気圧が発生し、
九州など大雨に襲われました。
また、積乱雲が次々に発生し風に吹かれながら
同じ場所に雨を降らせる線状降水帯も形成されました。
近畿地方もようやく梅雨明けです。
28日に九州南部も遅い梅雨明けを迎え、
30日には九州北部・四国・中国・が、梅雨明け発表しました。
そして、近畿地方も昨日31日ようやく梅雨明けとなり、
どうにか夏を迎えます。
梅雨期間中の各地の降水量(平年比) は以下の通りで、
平年の2倍前後の降水量だったようです。
大阪 582.0mm(190%)
神戸 820.5mm(278%)
京都 802.5mm(204%)
奈良 620.0mm(194%)
和歌山 650.0mm(221%)
彦根 670.0mm(180%)
※梅雨期間:6/10~7/30
コロナ禍の世のなか、
ただでさえ皆さん鬱陶しい気分で過ごされてると思います。
お天気だけでも、一日も早くスッキリしたいものですね。
また、これまでの長梅雨で野菜など日照不足で価格が高騰しています。
私もそうですが、収入の減ったご家庭にはダブルパンチです。
そして、大雨による河川氾濫などにより被害を受けた多くの皆様方に
迅速な援助が行えることを祈っています。

関連した記事を読む
- 2021/03/27
- 2021/02/17
- 2021/01/30
- 2021/01/07