えっ!唾液の飛沫は正面より隣席に飛ぶ⁉北大路駅不動産のミチテラス。
理化学研究所や神戸大学などのチームは、
今月13日スーパーコンピューター「富岳」を使い、
飲食関係などテーブルに座って会話する際の
飛沫の拡散状況などを予測し、その結果を公表しました。
なんと、正面より横に飛ぶらしいですね。
世界一(二位じゃないよ)のコンピューター「富岳」の計算ではこうなる。
スーパーコンピューター「富岳」といえば
先日世界一の計算速度になったばかりですが、
この「富岳」を使って
飲食店内での会話による唾液の飛沫の拡散状況を確認し公表しました。
結果当たり前ですが、
4人掛けのテーブルでは斜め前に座った人にかかる飛沫が最も少なく、
顔を向けた相手にかかる飛沫の数を正面を1として計算すると、
隣席に向けた場合は5倍になったそうです。
また、斜め前は1番少なく4分の1程度とのことでした。
正面よりも隣席への仕切り板が最重要ということでしょうか。
また、同研究所ではオフィス内での湿度に対する影響も調査し
ノーマスクで席をした場合湿度30%では飛沫の粒子が小さくなり、
机の向かい側に多量に届いたのに対し、
湿度60%では半数程度に減ったそうです。
これから乾燥する冬季をむかえるにあたり、
加湿と換気の対策は必要と思われます。
トランプ大統領の気持ちもよくわかる。
なお、厚生労働省のHPでも、
マスクの着用はそれほど積極的には勧めていませんね。
感染している人からの飛沫を防ぐ効果は期待できないので、
過信しないようにしましょうとのことです。
マスクは、症状等ある方が飛沫によって
他人に感染させないために有効です。
一方で、他人からの飛沫を防ぐ予防効果は
周りが相当込み合っていない限り、
あまり認められていないと言われています。
また、マスクの表面は汚れていると考え触らないようにし、
触ってしまった場合は手洗いをしましょうとのことです。
これでいくと、全員にマスクを勧めているのは
差別を防ぐため、感染者が誰だか分からないようにするためでしょうか。
コロナウイルスやインフルエンザのウイルスが、
マスクで防ぐことができるかどうかを科学的に調べようと思うと
実は非常に難しい実験が必要となるそうです。
そのため、いまのところマスクだけでは予防効果はあまり期待できない、
科学的なエビデンスは存在しないというところみたいです。
いずれにしても手洗いやうがい、
入退室時の消毒の方が大切なような気がします。

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