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2020年12月24日
不動産賃貸管理

大家さんの修繕義務が遅れると家賃が減額される⁉

今年は120年ぶりの民法の大改正が行われ、

実務上も直接的な影響が出ています。

特に賃貸住宅の場合ではこれまでも色々トラブルの多かった

賃貸人と賃借人の修繕義務に関する内容が変わっています。

賃借人の原因による修繕は賃貸人は責めを負わない。

とにかく賃貸者側で修繕義務が生じた場合は

即刻修理の手配を行い、その部屋や共用部分を

賃借人が正常の状態で使用できるよう物件を維持しなければなりません。

ただし、改正民法でも賃借人の責めに帰すべき事由によって

修繕が必要となったときはこの限りではありません。

これは従来の賃貸借契約書でも、

条文として記載されていますので、特に大きな問題にはならないと思います。

今後ますますスピーディーな対応が要求されます。

問題は、例えばキッチンや洗面などでの水漏れ。

正常に使用し定期的に排水溝詰まりや臭い除去剤で手入れしていれば、

それほど問題は起こらないのですが、

使用済み食用油をそのまま排水溝に流したり

食べ残した小さな食品の残りが排水溝に詰まることもあり、

排水管や排水桝など業者に頼み清掃しなければなりません。

また、雨漏りなどにいたっては業者に依頼しても

なかなか特定できないこともあり時間を要します。

改正民法では611条1項では、

旧来の賃料の減額を請求することができるから

その使用及び収益をすることができなくなった部分の割合に応じて、

減額されると明記されています。

これにより今後家賃減額を請求してくる賃借人が増えてくる可能性もあります。

的確な原因調査を行い賃借人に非はないのか、

また、スピーディーな修理対応が必要になってきます。

ただし、賃借人側の一方的な要求には応じる必要はないと思います。

この記事を書いた人
トラッド専務・社長の夫 充男 トラッドセンム・シャチョウノオット ミツオ
トラッド専務・社長の夫 充男
やるべきかやらざるべきか、大きな事案で本当に迷ったときは後悔しないように前向きな方向で進めています。正直なところ、これまで人生をやり直したいと思ったことが幾度かありました。だからこそ、今はそう思うことのないよう常に前向きに心がけています。営業エリアは京都市北部をメインにしていますが、京都以外の田舎の家の売買・賃貸・管理についてもご相談をお受けいたします。昭和の時代より不動産業界に携わっています。経験だけが全てではありませんが、業界歴30余年間に身につけた知恵・知識を活用出来ればと思います。
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