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2021年04月03日
不動産賃貸管理

賃借人がある日突然ドアと建物外部に法人名義の看板をつけたがどうする⁉

個人との賃貸借契約を結んで居宅として貸していたが、

連絡もなくドアと玄関前の門扉に会社名の看板を設置していた。

借主曰く、法人名義の登記は近くの借りてる店舗で行い

ここで営業していないので問題ないという。

問題にならないか決めるのは法律です。

まずは話し合って解決を探ること

これは用法違反となり原則として契約を解除できます。

貸主に無断で建物外部に看板を設置していることは

貸主と借主で契約している賃借権の範囲外になります。

また、このことを賃貸借契約で禁止条項としていなくても同じです。

借主は、店舗として契約している店の中が狭くて在庫が置けないので

居住用のこちらの部屋の1室を在庫置場にしたかったとのこと。

でも、それなら個人名でも仕入れ先から発送はしてくれると思いますが。

何か他に理由があるのか分からないけど

用法違反なので、大至急ドアと門扉の看板を外さなければ

即刻退去してもらう手続きをとる旨を伝え

明日また確認に来ることを伝え、

翌日午後再訪したが、約束通り看板は2カ所とも外されていました。

この方は元々トラブル事は嫌う方でしたので幸いでした。

用法違反は貸主との信頼関係を破壊します

しかし、このように自分の非を認め即刻現状に回復してくれる方は良いのですが、

なかにはその場限りの言葉で濁し、看板を外さないという借主もいます。

その場合でも用法違反だといって直ちに看板を外すわけにはいきません。

まずは内容証明郵便で、直ちに借主の費用で看板を撤去するよう通知するか、

一定期間内に撤去しないときは契約を解除する旨も付け加えて通知しましょう。

それでも看板を撤去しないという場合は、

裁判所に看板撤去を求める訴訟を起こすことになります。

用法違反は建物の維持・管理に重大な影響を与え

貸主への信頼関係を著しく破壊する重大な違反です。

この記事を書いた人
トラッド専務・社長の夫 充男 トラッドセンム・シャチョウノオット ミツオ
トラッド専務・社長の夫 充男
やるべきかやらざるべきか、大きな事案で本当に迷ったときは後悔しないように前向きな方向で進めています。正直なところ、これまで人生をやり直したいと思ったことが幾度かありました。だからこそ、今はそう思うことのないよう常に前向きに心がけています。営業エリアは京都市北部をメインにしていますが、京都以外の田舎の家の売買・賃貸・管理についてもご相談をお受けいたします。昭和の時代より不動産業界に携わっています。経験だけが全てではありませんが、業界歴30余年間に身につけた知恵・知識を活用出来ればと思います。
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