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2021年04月24日
不動産賃貸管理

トラブルの多い賃借人が、また他の入居者に迷惑をかけている

住宅賃貸借契約を結び入居した賃借人は、

契約の目的に従って善良なる管理者の注意をもって

賃借した建物を管理し使用することが求められ、

これを「善管注意義務」と言います。

迷惑行為により信頼関係が破壊された場合、貸主は賃貸借契約を解除できます。

借主は家賃を支払っていても「善管注意義務」がある

特に通常の生活をしている家庭に対し、

生活時間の違いにより、朝の上階の入居者がうるさいと言って

部屋に怒鳴り込んできたリ、物干しざおで天井を突く入居者。

週末にいつも友人知人を呼び深夜まで部屋で酒宴を行い

明け方まで大声で話しをする入居者、夏は窓全開で近隣迷惑です。

自分の所有物を表の通路に放置し、他の入居者の歩行の妨げをする入居者等々、

自己主義で他の入居者に迷惑がかかることを分かっていないのか、

住宅の賃貸借契約では建物の使用目的を逸脱して

他人の迷惑となるような行為をしてはいけない義務があります。

昔と違って今の賃貸契約書では、使用方法や使用にあたっての注意など

具体的に定めていることが多いので、

心当たりのある方は契約書を今一度熟読してみましょう。

多少の迷惑は「大草原の小さな家」でもない限り難しい

ただし、このような場合であっても、アパートやマンションなど共同住宅では

最低限の迷惑はお互い様であることをよく理解しておく必要があります。

我々が生活していくうえで誰にも一切迷惑をかけずに暮らすということは、

「大草原の小さな家」でもない限り難しいことだと思います。

しかし、その頻度や行為の内容、

また、他の入居者が不安や恐怖におちいるような言動があれば、

とうてい見過ごすわけにはいきません。

特に上の階の入居者の生活音がうるさいからと、

怒鳴り込んだり天井を頻繁に突く行為は

逆に迷惑行為で契約解除されるケースもあり得ます

これら他の入居者が受忍限度を超える迷惑行為が認められる場合、

賃貸人はその賃借人に対し、迷惑行為をやめるよう催告した上で、

賃借人が従わない場合、信頼関係を破壊する善管注意義務ありとして

賃貸借契約を解除することが出来ます。

貸主としての債務不履行もある

貸主においても、借主のあまりの迷惑行為のため隣室が退去し、

その後その部屋の借手がつかないような状況下になったときには、

迷惑行為を行う借主に損害賠償請求もできます。

ただし、隣室が住居として円満な使用収益ができない状態であることを知り、

新たな入居者に何らそのことを告げず入居させた場合、

貸主として、借主に対する債務不履行として

損害賠償の請求をされる場合がありますので、お気をつけください。

この記事を書いた人
トラッド専務・社長の夫 充男 トラッドセンム・シャチョウノオット ミツオ
トラッド専務・社長の夫 充男
やるべきかやらざるべきか、大きな事案で本当に迷ったときは後悔しないように前向きな方向で進めています。正直なところ、これまで人生をやり直したいと思ったことが幾度かありました。だからこそ、今はそう思うことのないよう常に前向きに心がけています。営業エリアは京都市北部をメインにしていますが、京都以外の田舎の家の売買・賃貸・管理についてもご相談をお受けいたします。昭和の時代より不動産業界に携わっています。経験だけが全てではありませんが、業界歴30余年間に身につけた知恵・知識を活用出来ればと思います。
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