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毎週水曜日 第2第4木曜日
2021年04月16日
不動産賃貸管理

実は賃貸共同住宅にも多い「隠れゴミ屋敷」

テレビでときどき見かけるゴミ屋敷では、

家の中から敷地まで山積みのゴミ。

前の道路にまでゴミが溢れています。

自己所有の戸建住宅に住む人が多いが、

近隣や行政が声をかけても反感を買うだけで

実は賃貸住宅の入居者にも部屋をゴミ屋敷にする人はいます。

ゴミ屋敷にしても他人には見せたくないので隠してる

ゴミ屋敷と言えば不平があるかもしれませんが、

それなりに足の踏み場もないような部屋の入居者など結構います。

最近では若い人でも片付けができない人がいて、

外ではセンスの良いファッションをしているので

さぞかしインテリアもお洒落なんだろうなと思っていた人が、

悪臭放つゴミ屋敷状態だったときは我が目を疑いました。

この人たちは部屋を汚していることは認識しているようで、

在宅なのにインターホンを押してもなかなか出てこず

ある人など、外から見られる室内部分はシーツを広げて

汚れた部分(部屋の殆どですが)を隠し(たつもりで)

出てきますが、ゴミ屋敷は隠し通すことはできません。

一方で高齢者の方でも毎日部屋の掃除をし

表の通路辺りまで掃き掃除をする人も見かけます。

片付けられない人とか、物を捨てられない人ということなのでしょうか。

しかし、どう考えてもあんなところで本当に熟睡できるのか疑問です。

火災・悪臭・害虫発生・健康被害の原因を生む

ゴミ屋敷状態になると貸主として困ることには以下のようなことがあります。

・火災を起こす原因となる

女性親子三人住まい(いずれも高齢)の部屋では、遺伝性鼻炎か花粉症か

部屋の中が使い捨てたティッシュの山で、まるで「波の花」のように

部屋一面を覆いつくしていました。(そんな奇麗なものではないですが)

当然入室しても座る場所がありません。

しかもその隅には電気ストーブまで置いて使っている形跡があります。

・悪臭による近隣への迷惑

その人はコンビニ弁当など買わず自宅で料理していました。

ところが出勤時間が遅くてゴミ出し時間と会わず

生ゴミを部屋の中で放置し続けていたようです。

数ヶ月後近隣の部屋や通路・階段にまで悪臭が漂い

入居者からのクレームの嵐となり結局退去となりました。

・害虫が異常に発生する

食べ物の後始末を常に清潔に保っていないと、

やがて不快なハエやゴキブリが発生し最近ではコバエをよく見かけます。

これらは生ゴミや食べ残しのあるキッチン周辺、観葉植物の鉢にも現れます。

一旦卵を産み付けられると本体を処理しても後から後から現れます。

・ウイルス感染の確率が高まる

ほこりやハウスダストなどを長期間吸引すると

ぜんそく・アレルギー症・胃腸炎などを引き起こします。

また、カビが発生して起きる感染症や

ダニの糞を吸引して起こす感染症などにより

知らぬ間に健康被害を引き起こす可能性があります。

ゴミ屋敷化していく部屋は早い段階で解決策を講じよう

このように借りている住宅をゴミ屋敷化させると、

他の入居者に迷惑をかけるだけでなく

大家さんにも多大な不利益を被らせることになります。

最悪ゴミ屋敷が原因で電気をショートさせ火災を引き起こし

住民の生命を脅かすということになると、その責任が追及されます。

そのためにも、まずは口頭での注意から始め、

文書による通知、最終的な退去勧告していく準備をしていきましょう。

また、このようなことにならないためにも、

賃貸借契約時には部屋を清潔に使う善管注意義務を特約で結んでおいたり、

管理会社や大家さんで定期的な物件の確認や訪問をすることが大切です。

ゴミ屋敷問題は長期化すればするほど悪影響が出てきますので、

できるだけ早い段階で処置を講じることが大切です。

賃貸経営は事業ですが慈善事業ではありません。

多少のことは目をつぶってあげる寛容さも必要ですが、

毅然とした対応で処理しないと最終的に大きな損失を生むことにもなります。

この記事を書いた人
トラッド専務・社長の夫 充男 トラッドセンム・シャチョウノオット ミツオ
トラッド専務・社長の夫 充男
やるべきかやらざるべきか、大きな事案で本当に迷ったときは後悔しないように前向きな方向で進めています。正直なところ、これまで人生をやり直したいと思ったことが幾度かありました。だからこそ、今はそう思うことのないよう常に前向きに心がけています。営業エリアは京都市北部をメインにしていますが、京都以外の田舎の家の売買・賃貸・管理についてもご相談をお受けいたします。昭和の時代より不動産業界に携わっています。経験だけが全てではありませんが、業界歴30余年間に身につけた知恵・知識を活用出来ればと思います。
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