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毎週水曜日 第2第4木曜日
2021年05月26日
不動産賃貸管理

弟が何度も家賃滞納するので兄が連帯保証人を辞めると言ってきた

実のお兄さんが連帯保証人になってくれて

保証会社も難なく承認がとれたのだが、

入居後半年も経たない頃から家賃の遅れが目立ち、

お兄さんから保証人を辞めたいと言ってきたときには

既に2か月分の家賃が滞納となっていました。

賃貸住宅の連帯保証人は契約中に辞めることが出来るか

兄弟は他人の始まりとはよく言うが、

契約時、保証人の兄は結婚して高校生と中学生の子どもさんがいました。

入居者の弟は現在も独身で、

当初、連帯保証人は母親でということになっていましたが、

遺族年金のみのため心許ないので、急遽長男が保証人になることに決まりました。

兄は保証人になる際も一言一言が消極的であったことを覚えています。

最初のうちは、賃料の支払いが遅れたときすぐに保証会社から電話をすると

連絡がついていたのですが、このところ電話が繋がらず、

保証会社や貸主からの請求で、兄が支払いをすることが何度かあったようです。

ただ、兄の方の立場としては家族があり

保証人になる際にも奥さんに内緒でやっていたため、

これまで弟の代わりに支払った賃料は、自分で工面したらしく、

これ以上支払うことになると、奥さんの知るところとなり、

家庭崩壊にもつながる可能性もあり、弟と連絡の取れない現在

悩んだ挙句、連帯保証人を外してほしいと言ってきました。

連帯保証人としての責任がある

現在では連帯保証人には契約時に連帯保証の極度額を

記入するようになっていますが、

今回の契約はそれより以前の契約のため、

このまま弟と連絡がつかないようだと、

場合によっては貸主サイドで契約解除をしないと

半永久的に支払いをしないといけないことも考えられます。

基本的には、保証人である以上は

原則として借主が滞納した賃料の支払い義務があります。

また、そうでなければ何のための連帯保証人であるのかということになります。

家賃滞納は貸主も解除手続きをとることが大切です

ただし、このような事態が続くと賃借人だけでなく

連帯保証人にも財産の仮差押え等がされることもあります。

そのためこのような場合には事情変更を理由として

連帯保証人を辞めることが出来る可能性があります。

今回の場合では保証人がこれまで数ヶ月の滞納した賃料を支払っていること、

借主である弟とまったく連絡がつかないこと、

現在3か月以上賃料が支払われていないのに

貸主が賃貸契約の解除手続きを一切していないことを理由に、

保証契約を解約する権利が発生するものと思われますので

速やかに申し出た方が良いのではないかと思われます。

この記事を書いた人
トラッド専務・社長の夫 充男 トラッドセンム・シャチョウノオット ミツオ
トラッド専務・社長の夫 充男
やるべきかやらざるべきか、大きな事案で本当に迷ったときは後悔しないように前向きな方向で進めています。正直なところ、これまで人生をやり直したいと思ったことが幾度かありました。だからこそ、今はそう思うことのないよう常に前向きに心がけています。営業エリアは京都市北部をメインにしていますが、京都以外の田舎の家の売買・賃貸・管理についてもご相談をお受けいたします。昭和の時代より不動産業界に携わっています。経験だけが全てではありませんが、業界歴30余年間に身につけた知恵・知識を活用出来ればと思います。
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